テッポウオのすみか

だいたいポケモンについてだべります

「できない」と言う勇気

   こんにちは、マツバと申します。日頃からYouTubeにて主にポケモン対戦動画を投稿するなどして活動しています。

 

   近頃ちょっと気になることがあって思考を巡らせているうちに、浮かんだ考えを少しまとめておこうと思いこの記事を書いています。

   タイトルの時点で出オチ感がハンパないですし、他者に人生観を提示するというよりは溜め込んだ愚痴を一旦吐き出しておきたいという意味合いが強いですが、それでも良ければお付き合いください。

 

   とはいえ初っ端から愚痴を垂れ流しても仕方ありませんので先に軽く結論を書いておくことにします。

   「できない」と言う勇気とは、人間関係を円満に築いていくのに必要なものだと思っています。

   人の中には他人からの頼み事を断り切れないという人が一定数います(かく言う自分もそうですが)。自分よりも他者を優先する寛大な心の持ち主と言えば聞こえはいいですが、実際のところは自分の都合を押し殺してしまう傾向が見受けられます。そういう人間は心のどこかで「せっかく自分に期待していてくれているのに断ったら失望させてしまうかもしれない」という思考に陥ってしまっていると思うのです。

   しかしながら、もしも不都合が生じて失敗してしまった場合、かえって人を失望させてしまう上、想定されていた物事を円滑に進めることができなくなって関係者に迷惑をかけてしまうことに繋がります。彼らには初めから「できるはずだ」と思われているのですから尚更です。

   だからこそあらかじめ「できない」と伝えることで想定外の事態を極力回避し、それぞれができることを認識し、物事に集中して取り組めるというメリットがあると思います。

   「できない」と言うことはある意味屈辱的で気が進まないとは思いますが、敢えてそれを伝えることで自分を見つめ直し、もしできるようになりたいと思うのであればその努力をすればいいですし、できないのはしょうがないと開き直るのもいいでしょう。まずは自分の現状を他者に伝え自分でも認識するのが大切なことなのです。これはある意味「勇気」と言えるでしょう。

 

 

   ここから先はこの記事を書くに至った出来事の愚痴です。一種の例え話と思っていただければ良いかと思います。

 

まず知らない人の為に軽く説明。

   一般にYouTubeニコニコ動画における投稿者自身や合成音声等による解説のついたゲームプレイ動画は「ゲーム実況」と呼ばれ、その投稿者は「ゲーム実況者」または単に「実況者」と呼ばれています。

   殊にポケモンゲームの対戦動画を投稿する(自分を含めた)「ポケモン実況者」は普段は個々に活動しているものの、定期的にポケモン実況者達がお互いに対戦し最終的に優勝者を決める「実況者大会」という企画が催されることがあります。もちろんこれも収録・編集した上で各々が動画を投稿し、SNSにて宣伝をします。開催目的としては自身や他の企画参加者の宣伝・ポケモンというコンテンツの啓蒙といったところでしょうか。自分もいくつか参加経験があり、優勝したこともあります。

 

ここからが本当に愚痴です。

   今から2年前ほど、自分はとある実況者大会に参加しておりました。参加者はYouTubeを中心に活動しているのとニコニコを中心に活動しているのとが半々といった感じでしたが、とりあえずは全員がチャンネルを持つYouTubeでの企画として進められていました。

   ここにとある1人の実況者が参加していました。仮にXとします(過去の事情により当人には彼や彼女といった代名詞は使わないこととする)。Xはニコニコ動画を中心に活動する方です。

   Xは当時は忙しかったらしく(何に忙しかったかは言及していない)、あらかじめ設けられていた対戦スケジュールを予定通りこなすことができずにあわや大会企画自体が大幅に遅れかねない事態にまで陥いりました。まあ1歩譲ってまだこれは許容範囲内でしょう。忙しいという理由が一応ありましたし、Xはそれを伝えてくれましたからね。

   どうにか全対戦スケジュールを終え、わずかばかり遅れは出たものの順次大会企画の宣伝を始めることができ、動画投稿が始まりました。

   しかしどういう訳かXは自分以外の動画を全く宣伝していませんでした。

   この事に関して大会運営の1人からどうしたらいいかと相談を受けましたが、忙しいなら仕方ないのではという旨を伝えました。彼は納得できないようでした。その気持ちもよくわかるのですが、実況者大会とは言わば「祭り」です。せっかくの大会のムードを乱すような真似はしたくありませんでした。今思い返せば理由を追求するくらいはした方が良かったと思います。

   そう、Xには本来ならするべき宣伝ができなかった、それには理由があったはずですが伝えようとはしなかったのです。例えそれが「めんどくさかったから」でも言ってくれたら良かったのです。多少の叱責は食らうでしょうが。

   Xがそれを伝えなかった結果、他の参加者はどう思ったことでしょう。少なくとも自分は「Xは本来の活動拠点ではないYouTubeでの企画を蔑ろにしているか、もしくは親しい人間が参加していないので乗り気ではない、つまりナメくさっているのだ」と今でも思っています。

   もう2年も前の出来事ですし、今さら本人に追求する気もありませんし、したところで何の解決にもなりません。時は常に先に進んでいるのですから。

   …と思っていましたが、Xはどうやら近頃YouTubeでの活動も本格化させ始めたようで、ついこないだもその報告と宣伝をしていました。この流れで言うとちゃんちゃらおかしな話です。本末転倒、自家撞着、支離滅裂。せっかくの新しい門出だというのに素直に喜ぶ気にもなれません。

   過去は過去です、追求はしません。これからの活動にケチをつける気も毛頭ありません。ですからどうかXが他人に余計な迷惑をかけないように心から願い、記事の締めくくりとします。

 

長文駄文にて失礼しました。